〒XXX-XXXX
東京都新宿区矢来町114 高橋ビル2F
XX-XXXX-XXXX
WEB予約 WEB問診 お問い合わせ
ヘッダー画像

インプラント

こんなお悩みはありませんか?

  • 最近、硬いものが噛めない
  • 奥歯がないので、他の歯で噛んでいる
  • 入れ歯があっていない(痛い)
  • 他院で治療が難しいと言われた

インプラント治療とは

インプラントとは、身体の一部が病気やケガなどで機能を失ってしまった場合に、その機能を回復するために体内に埋め込む人工物のことを指します。
歯科におけるインプラントは正しくは「デンタルインプラント」と言いますが、近年その治療が身近になったことから、単に「インプラント」と呼ぶことが多くなっています。

インプラント治療は、歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、歯を補う治療法です。従来はブリッジや入れ歯が一般的でしたが、機能性・利便性の高さから、近年はインプラント治療を希望される患者さんが増えています。
歯は、目で見える部分の歯と、それを支える歯根から成り立っています。歯を失うということは、それを支えている歯根も失ってしまうということです。
「インプラントと差し歯は何が違うの?」という方も少なくありませんが、差し歯は歯根が残っている状態で行う治療であり、インプラントは抜歯が必要になった(歯根がない)時に行う治療法です。

インプラントのメリット・デメリット

メリット

周囲の歯を削る必要がない

ブリッジや入れ歯のように、周囲の歯に装置がかかることがありません。単独で歯の修復が完了します。

残っている歯に負担がかからない

天然歯と同じように噛む力を顎の骨が直接受け止めることができるため、他の歯に過剰な負担がかかりません。

違和感が少ない

入れ歯のような留め具がないので、自分の歯と同じような感覚で噛むことができます。

見た目が自然

「歯ぐきから歯が生えている」状態を再現できます。

デメリット

手術が必要

日帰りで1~2時間程度の手術が必要になります。

治療に時間がかかる

インプラントを入れたあとは、骨と結合するまで待たないといけません。 症例によりますが、診断から治療終了まで6~12ヶ月くらいかかることが多いです。

保険がきかない

治療費は10割負担になるため、保険治療と比較して高額になります。

成功率が100%ではない

インプラントを正しく埋入した場合でも、約3%ほどの確率で骨と結合しない場合があります。 骨の条件が悪い場合は成功率は下がります。 骨とつかなかった場合は、一度除去して、再度埋入するか、別の方法で歯を補うことになります。

清掃に慣れが必要

インプラントは歯根よりも細いので、歯ぐきとの境目に段差ができやすく、汚れの溜まりやすいゾーンがあり、磨き方にコツが必要な場合があります。

インプラントと入れ歯・ブリッジとの違い

入れ歯の特徴

ご自身で付け外しをして管理する入れ歯です。歯ぐきを覆う部分はプラスチックでできており、残っている歯に留め具がかかります。

ブリッジの特徴

歯を失った部位の両隣の歯を削って被せ物にして、欠損部にはダミーの歯を作り、それらがつながったものを歯に接着する方法です。

治療の流れ

1.治療前の検討

レントゲン写真や歯周病検査の記録、歯型の模型などをもとに、どの位置に何本インプラントが必要かを検討します。

2.3Dシミュレーション

CT撮影等を行い、顎の骨がインプラントに適した状態か、どのインプラントをどういった術式で埋入すべきか等をシミュレーションします。

3.検査結果を元にカウンセリング

①②で得た資料とシミュレーションをもとに、インプラントの治療計画を作成し、患者さんの希望も聞きながら最適なプランをご提案します。
また、この時点で詳細な料金のお見積もりや、治療にあたっての細かい注意事項をご説明し、患者さんの意思の再確認を行います。

4.サージカルガイドの作製

必要に応じて、3Dプリンターを用いてサージカルガイドを作成します。
サージカルガイドは穴の開いたマウスピースのような装置で、ガイドを用いるとCTシミュレーション上のインプラントの位置・角度を実際の口の中で正確に再現することができます。

5.インプラント手術

インプラントを入れる手術を行います。
支えとなる骨が不十分な場合は、他部位の骨や人工骨を移植する術式などを併用することもあります。
手術は1回法と2回法があり、1回法ではインプラントの頭のパーツが歯ぐきから見えている状態で手術を終えますが、2回法の場合は歯ぐきの中にインプラントを埋めてしまって治りを待ちます。

6.インプラントと骨の結合

インプラントが周囲の骨と結合するのを待ちます。
患者さんの骨の状態にもよりますが、2~6ヶ月くらいの期間がかかります。

7.二次手術(2回法の場合のみ)

歯ぐきを再度切開して、インプラントの頭の部品を取り付けます。

8.仮歯の作製

型取りを行い、仮歯(チタンの芯+プラスチック)を取り付けます。
この際に、かみ合わせや舌の違和感、頬を噛むなどといった問題がないかを確認し、調整します。

9.被せ物の装着

再度型取りを行い、最終的な人工の歯を取り付けます。

10.メンテナンス

清掃方法の指導をさせていただき、定期的なメンテナンスで管理していきます。

インプラントはメンテナンスが重要です

インプラントのメンテナンスでは、通常の歯のクリーニングに加えて、以下のようなことを行います。

・インプラント周囲炎等の有無の診断(視診、触診、レントゲン検査、ポケット検査など)
・インプラントの清掃法の再確認、指導
・専門器具(エアフローなど)を使った、インプラントと歯ぐきの境目のクリーニング
・必要に応じて、人工歯を外しての確認と消毒清掃

よくある質問

Q:インプラント治療は保険適用になりますか?
A:残念ながら、先天性疾患等のよほど特殊なケースでない限り、インプラントは保険適用にはなりません。 自由診療となり、ケースによってかかる料金も変わってくることがあります。

Q:インプラント治療は医療費控除の対象になりますか?
A:保険治療の自己負担額と自由診療の負担額の合計が年間で10万円を超える場合は、医療費控除の対象となる場合があります。
ただし、どこまでが控除の対象となるかの基準は明確でないため、必ず控除できるとは言えません。 控除の申請をお考えであれば、国税庁のホームページをご覧いただくか、お近くの税務署にお問い合わせください。

Q:歯医者によって金額が違うのはなぜですか?
A:インプラントは保険外診療であり、料金は歯科医院ごとに個別に設定されています。
使っているメーカーや術式の違い、治療後の保証の違いなどにより、料金設定は変わります。
また、歯科医院によっては、骨に埋める支えの部分だけの料金が記載されていることがあります。その場合、人工の歯やそれを取り付けるための部品などの料金が別途かかります。
インプラントをお考えの場合は、当院を含め、料金の内訳を必ず確認するようにしてください。

Q:インプラント治療で顎の骨が脆くなったりしませんか?
A:インプラントを入れるために顎の骨に穴を開けますが、直径4mm程度のものであり、それによって骨が脆くなるということはまずありません。
逆に、インプラントでかみ合わせを回復することで、骨に適度な圧力が伝わり、周囲の骨が丈夫になることが知られています。これは、入れ歯やブリッジでは得られないメリットと言えます。

Q:事故とか噛みすぎたりしてインプラントが壊れたりしないですか?
A:インプラントはチタン合金でできており、十分な強度があるため、通常の噛む力で壊れることはまずありません。
ただし、前歯のインプラントの場合は、事故で直接ぶつけてしまうと破損や骨折のリスクがあります。これは天然の歯の場合と同じです。奥歯のインプラントであれば、そのリスクはまず無いと思います。
また、極端に強い歯ぎしりや食いしばりがある方は、ごく稀にインプラントが壊れたり、支えている骨がダメージを受けることがあります。そういったケースの多くは事前に予測ができるため、食いしばりの癖を直したり、歯を守るためのマウスピースをご提案することもあります。

Q:むし歯や歯周病があってもインプラントできますか?
A:むし歯があっても、歯みがきがしっかり身についていればインプラントは可能です。
歯周病がある場合には注意が必要です。
インプラントは、天然歯以上に歯周病になりやすく(インプラント周囲炎といいます)、歯周病治療をしっかり行った上でインプラント治療を開始します。

Q:インプラントが入った状態でレントゲンやCT、MRIの撮影はできますか?
A:通常のインプラントであれば、CT、MRIともに影響はほぼありません。 喉や口底部、脳などの精密検査などにもまったく影響しないので、ご安心ください。
ただし、入れ歯を補助的に支えるためのインプラントで、磁石を組み込むタイプの場合に限っては、MRI撮影を行うとインプラントの周囲数センチにノイズが入ります。
この場合は必ず事前にご説明しますし、検査前にネジ止めの磁性体パーツを取り外せば、通常通りMRI検査を行うことができます。

Q:空港で止められたりしないですか?
A:インプラントに使用されている金属は組成のほとんどがチタンであり、金属探知機には極めて反応しにくいです。銀歯が反応しないならチタンは大丈夫と言えます。
空港で止められたという話は聞いたことが無いですが、海外旅行等でどうしても心配という方には診断書を作成することもできますので、ご相談ください。

Q:普通に歯みがきしても大丈夫ですか?電動歯ブラシは使えますか?
A:基本的には普通に歯みがきして大丈夫ですし、電動歯ブラシも問題ありません。
ただ、インプラントと人工歯の連結部分の形は天然歯と若干異なるため、歯ブラシの当て方や補助的な清掃用具など、少し工夫が必要な場合もあります。

Q:インプラントは歯が抜けた数と同じ本数だけ必要なんですか?
A:必ずしも歯の本数とインプラントは同じである必要はありません。
例えば連続する奥歯3本を失った場合、真ん中の歯を省いて2本のインプラントで3本分のブリッジにしたり、清掃性を良くするために一番奥の歯を省いて手前2本にインプラントを入れたりすることも多いです。
また、失った歯の本数が多かったり、土台となる歯ぐきが極端に減ってしまった場合は、1~数本のインプラントを埋入して、入れ歯を補助するための支えとして利用する場合もあります。
状況や予算に合わせて、インプラントの活かし方はさまざまであるため、来院時にご相談ください。